髪の毛が本来備えている「うるおい力」は、毛髪の正しいメカニズムを知り、生活の知恵をプラスすることでキープ出来ます!
前回は「髪のパサつき(乾燥)悪化を進行させてしまう三つのS」と題して、毛髪の潤い調節のメカニズムや乾燥のリバウンドとなる要因をお届けいたしました。
今回は、乾燥のリバウンド予防に役立つ「髪やお肌のうるおい力をキープする生活の知恵」をお届けいたします。
髪やお肌のうるおい力をキープする生活の知恵
あなたは髪の毛が本来備えている「うるおい力」、雑誌等で目にしたり美容師さんから聞いたことがありますか?
私たち人間の髪の毛には、赤ちゃんが母親のお腹の中から生まれてくるとへその緒からの栄養補給が、肺呼吸に切り替わると同じ様な、
毛穴から大気中に出てくるとキューティクルを開閉して大気中の空気と水蒸気を髪内部に取り入れてハリコシを維持したり、失われた水分を適量(11〜13%)に近づけるように調節する「うるおい力」が備わっています。
ただ本来備わっている「うるおい力」には、濡れているときの手触りがキュキュッとする、見た目のツヤ感も良くなった様に思えない欠点も…。
ですから最近では、簡単に使えて直ぐにツヤツヤな髪になりたい!消費者からの要望にお応えした、
ミネラル分とは似て非なる「保湿成分」を補うことで「うるおい力」を高めようとするヘアケア法や整髪料が、絶大な支持を集めております。
しかしながら、「うるおい力」を高めるヘアケア法や整髪料を繰り返していたら、ある日突然「手触りがゴワゴワバサバサになった」「パーマやヘアカラーの持ちが悪くなった」お悩み相談を、一年中いただく様になりました。
職場やご自宅で長時間エアコンの中で生活しているあなたの髪やお肌は、エアコンから出される冷房や暖房の風で皮脂(脂分)が奪われてミネラル分(水分)が蒸発。
「保湿成分」を補うヘアケア法や整髪料を繰り返しているあなたの髪やお肌は、紫外線を浴びることで「保湿成分」が老廃物のカスに変わって、タンパク質を傷つける。
ダメージが進行するに従って、乾燥してカピカピになるだけでなく、手触りもゴワゴワバサバサしてツヤも無くなるため、見た目年齢も高くなりがち。
髪やお肌のうるおい力を枯れさせないためには、(1)室内を乾燥させ過ぎないよう細めにチェックする習慣を付け、(2)ミネラル分(水分)をタップリ補給してあげる事が大切です。
常に空気の乾燥具合をチェックできるように湿度計を備え、50〜60%位をキープするよう設定温度や風量を調節してください。
何故なら、設定によってはたった半日エアコンを使っているだけで、室内の湿度はアッという間に30%台になってしまうからです。
そして、これから訪れる梅雨のジメジメ時期といえども、紫外線が強力になりますから、気を抜いてはいけません。
加湿器を置いて50〜60%位の湿度をキープするように、エアコンの冷房・除湿・送風を使い分ける事が重要ポイントです。
そして、1時間以上外出する場合は、髪やお肌に直接紫外線が当たらないように、日傘・ツバの広い帽子・スカーフ等でカバーしてあげてください。
最後に復習の意味も兼ねて、乾燥リバウンドを防ぎ、潤い力をキープするための要点を簡単にまとめておきます。
【乾燥リバウンドを防ぎ、うるおい力をキープするためのポイント】
• トリートメントや整髪料の使用は止める。(キューティクルの呼吸運動を殺さないために)
• 室内に温湿度計と加湿器を備えて細めにチェック(湿度50〜60%をキープする)
• 除湿や冷房の強風は出来る限り避ける(空気中の湿気や身体の体温調節機能の低下防止)
• 外出時は、日傘・ツバ広野帽子・スカーフ等で直射日光を遮る(紫外線酸化の防止)
• 髪と身体に良質なミネラルをタップリ補給する(カルシウム・マグネシウム入りがベター)
あなたは乾燥リバウンドを繰り返す生活環境になっていませんか?
健康ヘアアドバイザー 田中和義 より
今回の「乾燥リバウンドを防ぎ、うるおい力をキープするための知恵」の他にも最近流行の症状や解決法、美しい髪を育んでいくためのお手入れのヒントやお役立ち記事のご紹介などをメルマガで配信しています。
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