シャンプーは不要という意見が聞かれますが、本当はどうなの?

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「泡が立たないと洗った気がしない」「タップリの泡でゴシゴシ洗うとすっきり」

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

最近、ちょくちょくブログやフェイスブック等で見掛ける「シャンプー不要論」

シャンプー剤での洗髪は「皮脂を摂り過ぎてパサパサしたり髪が痩せてしまう」との理由で、

すすぎ洗いだけの洗髪を勧めている方が数多くいらっしゃいます。

体験された方の手記によると、最初の3日間は少しベタついた感じは残りますが徐々に慣れていき、

1週間が過ぎる頃にはベタつきやカユミも出ることもなく、むしろ皮脂の分泌が正常に戻った感じがして調子が良いとおっしゃっています。

私の個人的な見解を述べさせていただくならば、「シャンプーは必要」だと思います。

シャンプー剤での洗髪は本当に不要なのか?

皮脂を摂り過ぎてパサパサしたり髪が痩せてしまう!と感じたのなら、なぜ「シャンプー剤を薄めて洗浄効果を低下させる」発想がなかったのでしょうか?

思いのほかベタつきやカユミも出ることもなく、むしろ「皮脂の潤いを感じられて調子が良い」とありますが、本当に皮脂分泌が正常になったのでしょうか?

シャンプーに泡立ちの良さを求めるとベタつきやカユミが起こる

「泡が立たないと洗った気がしない」

「タップリの泡でゴシゴシ洗うとすっきりする」

あなたを含め多くの方達は「泡立ちの良さ」をシャンプー剤に求めますが、裏を返せば「少ない量で泡がタップリ立つ」ということは、汚れを落とす成分(洗浄剤)がたくさん使われています。

たくさん使うほど、潤いに必要な皮脂まで取られてしまうため、頭皮のカユミやカサつきが出やすくなるのです。

そして、この汚れを落とす成分(洗浄剤)は「頭皮の脂汚れ(皮脂)の洗浄」を主な役割としています。

ですから、ベタつきやカユミを感じているなら、「今お使いのシャンプー剤を倍くらいに薄めて洗浄成分を弱くしてあげる」「泡立ちと香りが少ないタイプのシャンプーに変える」ことで、潤いに必要な皮脂は維持できるはずです。

指通りの良さ=nonダメージの思考と頭皮・毛穴の汚れ

そしてもう一点は、「ツルツルした指通りの良さ」。

シャンプー後のゆすぎ(すすぎ)の時、指通りがツルツルしていると「あぁ、髪が守られている!」と感じる。

一般的には「指通りが良い=傷んでいない」と教えられていますが、実はこの指通りの良さこそ、近い将来に切れ毛や細毛を起こしてしまう要因となります。

ですから、近年大ブレークしている「ノンシリコンタイプの整髪料類」は、バターやラード系の濃密な天然植物由来のオイルを使用しているため、そのまま使い続けると切れ毛や細毛となるリスクは非常に高くなります。

人間の細胞が作られるエネルギー源

私たち人間のすべての細胞が作られるエネルギー源は、「空気」と「ミネラル(水)」「皮脂」の3つのバランスから成り立っています。

昭和初期の頃までの日本は、山岳地方も海岸周辺も自然の営みがしっかり残っており、新鮮な「空気」と「ミネラル(水)」を毎日身体の中に取り入れていたお陰でシャンプーしなくても皮脂のバランスが保たれ、血管・毛穴・毛根が自然に浄化され健康を維持出来ていました。

ところが、最近の「空気」や「ミネラル(水)」は環境破壊や原発の影響で不純物がたくさん混ざっており、シャンプーで不必要な皮脂は取り除かないと毛穴に溜まっている皮脂にどんどん混ざって酸化皮脂となり、普通に洗っただけでは取り除きにくくなっていきます。

もしシャンプーをせずに頭皮や毛穴の酸化皮脂をそのままにしておくということは、汚染された「空気」と「ミネラル(水)」がプラスされて身体の内側と外側の両方から攻撃されるリスクが高まるということです♪

髪の治療家 田中和義 より

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