この「頭皮がベタつく」症状、以前は「脂漏性皮膚炎」として40才以上の中高年男性に見られる症状の代表格でした。
ところが食生活の欧米化とストレス社会の影響、ノンシリコン系やオーガニック系整髪料類の普及とともに、近年は年代や性別に関係なく起こっておりますから注意が必要です。
寒い冬に フケ や ベタつき を起こす悪玉菌
2010年以降、空気が乾燥する寒い時期には、カビの一種である悪玉菌(真菌類)のマラセチアが要因で起こる「脂漏性皮膚炎」による頭皮のべたつきやフケ症状が増加しています。
とくに、年末年始のお酒の席での塩分脂分が効いた偏った食事を繰り返したあなた、不規則な食生活・睡眠不足・過度のストレスなどによる、皮脂の分泌が過剰気味・病気に対する抵抗力が低下気味のあなた、マラセチアが増加する可能性が大きいといえます。
カビの一種である「マラセチア」という真菌の増え過ぎが要因となって起こる脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌の盛んな顔や頭皮などに炎症が起きる病気で、頭皮の赤味・ベタつき・かゆみ・抜け毛・フケ…等の症状がみられます。
さらに、このマラセチアは毛穴の中にある皮脂を分泌する管(皮脂腺)から出る皮脂の中に生息しており、皮脂が増えるとマラセチアも増加して頭皮に刺激を与えるようになって赤みを帯びて頭皮がベタつき始め、通常3日に1回だった皮膚の剥がれ(角化変性)が乱れて毎日起こるようになり、剥がれた角質が大量のフケへと化けてしまうのです。
マラセチアを始めとする真菌類は、症状が改善したと思っても毛穴の奥に潜んでいる場合がありますから、赤味が自然に引いて来るまで3ヶ月から6ヶ月間(1年以上掛かる場合も)はお手入れを継続することをお勧めいたします。そして、痛みが感じられる場合は、ヘアカラーは控えたほうが良いでしょう。
洗髪は、手触りや臭いに配慮したアミノ酸系・ノンシリコン系・オーガニック系のシャンプーではなく、悪玉菌(真菌類)を殺菌して頭から爪先まで洗える薬用ソープがお勧め。
マラセチアによる脂漏性皮膚炎で見られる主な症状
カビの一種である悪玉菌(真菌類)の「マラセチア」が引き起こす脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌の盛んな顔や頭皮などに炎症が起きる病気で、頭皮の赤味・ベタつき・かゆみ・抜け毛・フケ…等の症状がみられます。
このマラセチアは、毛穴の中にある皮脂を分泌する貯蔵庫(皮脂腺)から出る皮脂の中に生息しており、普通の状態だったら悪さをすることはありません。
しかしながら、栄養となる皮脂が増えるとマラセチアも増殖して頭皮に刺激を与えるようになるために赤みを帯びてベタつき、
通常3日に1回だった皮膚の角化変性が乱れて毎日起こるようになり、剥がれた角質が大量のフケとなってしまうのです。
マラセチアによる脂漏性皮膚炎の原因及び症状解消における7つの対策
マラセチアの増加する原因としては、年末年始のお酒の席での塩分脂分が効いた偏った食事や、不規則な食生活・睡眠不足・過度のストレスなどによる、皮脂の分泌過剰や免疫力の低下が挙げられます。
頭皮のベタつきや脂漏性皮膚炎のご家庭での対策は、下記の手当てを根気良く続けることが早期改善への近道です。
(1)ぬるま湯でゆすぎ(すすぎ)をしっかり行う
(2)真菌を殺菌できるシャンプーやソープで毎日洗髪
(3)爪を立てたり強い力でゴシゴシ洗わない
(4)脂っこい物、ファーストフード、スナック菓子の摂取は極力少なく
(5)できるだけ決まった時間に食事を摂る
(6)軽い運動をして気分転換を図る
(7)就寝は夜の0時を過ぎないように
マラセチア等の真菌類は、症状が改善したと思っても毛穴の奥に潜んでいる場合がありますから、赤味が自然に引いて来るまで3ヶ月から6ヶ月間はお手入れを継続することをお勧めいたします。そして、痛みが感じられる場合は、ヘアカラーは控えたほうが良いでしょう。
あなたは、真菌類を殺菌して頭から爪先まで洗える薬用ソープをご存知ですか?
健康ヘアアドバイザー 田中和義 より