
髪ツヤは良好な栄養バランスと●●で輝く
あなたが、どんなに栄養価の高いものをキチンと食べていたとしても、栄養バランスが崩れていたり、胃腸でしっかり消化吸収されていなければ、健康な髪や身体を育てる細胞のエネルギー源とはならないのです。
消化吸収を高める鍵は「酵素」の働きにあり
わずか数年前に爆発的に流行った「コエンザイムQ10」。今では殆ど聞かなくなり、かすかに記憶に残っている程度かと思いますが、実はこのコエンザイムQ10も、肌細胞の老化を防ぐといわれている「酵素」の一種だったのです。
もしかしたら、胃腸の消化吸収を高める「酵素」もサプリメント等で補う必要があるの?と心配なさらなくても大丈夫です。
元々人間の身体には、酵素を作り出す働きが備わっていますが、ある習慣が減少気味にあるため消化吸収が衰えている傾向に…。
食習慣の簡素化が、酵素の生産量を減少させている
私たち日本人には、古来より食してきた「日本食」という素晴らしい食文化があったにも拘らず、食の欧米化が進み摂取する栄養バランスの変化に伴い、最近の子供達はクセ毛の髪質や黒髪が茶色へと変わってきています。
さらに、夫婦共働きや子供の習い事などの影響からか家庭に於ける食事の時間が短縮化の傾向にあり、嗜好の差はあれど、柔らかくて食べやすい簡素化した出来合ものが増え歯ごたえのある硬いものは、著しく減っているようです。
これが意味する事は「物を噛む回数の減少に比例して、唾液の量も減っている!」言い換えると「唾液=食物の消化吸収を高める酵素」が減少している事なのです。
酵素が減少すると当然、胃腸に負担が重くのしかかり消化不良を起こしやすくなります。
さらに、便秘や下痢を繰り返し髪や身体に栄養が行き渡りにくく、疲れやすく疲労が回復しにくい体質となり、毛髪の生育も悪くなりツヤの無いパサついた不健康な髪が育ってしまいます。
口にした食物の良好な消化吸収を維持するためには、約15分間は食事の時間が必要と言われています。
ただ職場環境の制約などにより、5〜10分しか食事の時間が取れず「早食いの習慣が身に付いている」あなたは特に注意が必要といえます。
誰でも簡単に出来る! 酵素の分泌量を増やす食後のひと工夫
たかが唾液と軽く考えがちですが、
- アミラーゼ:消化を助ける酵素
- マルターゼ:でんぷんを栄養にする酵素
- リパーゼ:でんぷんを栄養にする酵素
- オキシターゼ:細胞の呼吸に役立つ酵素(ポリフェノール)
- パロチン:細胞の若返りを促す酵素
- 免疫グロブリン:外敵から護る
- NGF:脳神経細胞を再生
- EGF:表皮細胞を増殖
この様に、その成分はエネルギーの宝庫です。
私の子供の頃は「最低30回は噛んでから飲み込みなさい!」と良く言われたものです。
今は、そんな時間や心に余裕がある方は少ないようですから「食後にガムを10〜20分間噛む」習慣をつけて下さい。
わずか20分噛み続けるだけで約100CCもの唾液(酵素)が分泌され消化吸収率が格段にアップします。
見た目年齢の若さ維持や髪ツヤの回復には、ガムを噛みましょう♪
髪の治療家 田中和義 より