過去にも三度ほど、温泉やお風呂に浸かりすぎて軽いのぼせ症状を起こしたことはあります。
ただ今回の様な、「トイレで5分以上うずくまってしまうような」ここまで酷いのぼせ症状は初体験。
お風呂場の隣にトイレがあったことで、脱衣所で着替え中に具合が急速に悪くなってもスグに駆けこむことが出来、九死に一生を得たとはこのことかもしれません。
のぼせ症状でダウン寸前、飲酒・入浴・ヒートテックの三重殺
今回起きたのぼせ症状を振り返ってみると、まず1番に挙げられる原因が「疲労が重なっているところへの飲酒」次に「入浴中の居眠り」最後に「ヒートテックの保温性」という、トリプルプレー(三重殺)並の悪いことが重なって起こってしまった感があり、恥ずかしい限りです。
年末ということで、かなり疲労が溜まっていたということもあり、口にしたお酒の量自体はいつもと同じくらいだったのですが、体中にお酒のまわる酔うスピードがいつもより早かった模様。
普段ですと酔いを覚ましてからお風呂にはいるところを、そのままホロ酔い状態で入浴してしまったため、急速に眠気に襲われて湯船に使ったまま眠りに着いてしまった。
お風呂から出て体を拭いて着替えをしている最中、風呂場の温かい所から冷えた脱衣所への急激な温度変化に対応できず、頭はフワフワしだしヒートテックを身に纏っていても体は急激な冷えに襲われて、立っていることもままならなくなりトイレに駆け込みました。
便座に座り込みながら、ゆっくり大きな深呼吸を繰り返しても中々のぼせ症状は好転しません。
吐きそうになりながらも深呼吸をゆっくり続けていると、お腹に溜まっていたものが少し出ることで張りが収まったかな〜と思った時、気づいたらヒートテックの内側でどぉ〜っと冷や汗が吹き出していました。
下記のヒートテックに関する記事にもある通り、山岳ガイドは山に登る時には「ヒートテックは着用しない」と説いています。
正直に言おう、私もヒートテックが出始めたころ(CMでも盛んに展開)使っていたのだ。そして山に行く時に愛用していた。そこで、装備の話になったときに先輩がこんな反応をした。『え、なに、ヒートテック使ってんの?』『君、素人さんw?』という感じで扱われてしまったことを今でも覚えている。
この話は山入前の準備段階だった。私は「暖かいし、ヒートテックだから大丈夫」と言い訳をした。しかし経験豊富な先輩曰く「ヒートテックは向いていない条件がある」という。その条件は「気温が低い条件下で発汗する場合」は非常に不向きなインナーウェアであるということだった。
各社のインナーを構成する素材に着目し、内容を以下の通りまとめた。はじめにユニクロヒートテックの素材について。ヒートテックは様々な製品が存在しているが、これから紹介するのは一般的なアンダーシャツタイプを掲載している。
「ユニクロヒートテック」
34%ポリエステル
34%レーヨン
27%アクリル
5%ポリウレタンレーヨンという素材に着目してほしい。このレーヨンは、人工繊維は植物繊維から作り出した天然素材の原料から構成される。レーヨン自体の特徴としては肌触りを良く感じられる等の利点はあるが、吸水性が高く発汗が大量だと「吸水率が飽和」してしまう欠点がある。
そして「乾くのが遅い」という特性があるのだ。この「乾くのが遅い」というのが外気の影響で汗冷えを起こし、体温の低下につながる。
いくら便利といえども、その機能性をきちんと理解していないと時と場合によっては、マイナスに働くケースもあるのだな?と、一つ勉強になり、今回「風呂あがりののぼせ」を体験して、まざまざと実感いたしました。
やはり、お酒を飲んだ後の入浴は避けたほうが良かったと、今更ながら強く思います♪
髪の治療家 田中和義 より