先日、美容院でカットしてもらった髪型は私に似合っているかな?
今度お友達に会った時、何て言われるかドキドキしちゃう?
寒さが厳しくなってきたら、髪がパサつくようになりツヤも無くなった感じが?
鏡に映った髪型や髪のコンディションは気にするけど、頭皮の状態は余り気にしない!というあなたは要注意。
何故なら、「頭皮が赤い状態」は体からの注意信号(悲鳴)だからです。
健康な頭皮と赤い頭皮の違いと要因
年に一度でも健康診断を受けているあなたはお分かりかと思います。
体の内部の健康状態というのは、普段意識していてもなかなか詳しい状態は把握できず、
血液検査の数値やX線の画像による診断結果を見て初めて「ここまで悪かったのか?」と思うもの。
同様に、普段から手鏡などで頭皮の状態をこまめにチェックしていなければ、「頭皮が赤い」症状は見過ごしてしまうケースが圧倒的に多いのです。
ではここで、健康な頭皮と赤い頭皮の違いを見比べてみましょう。
上記の写真をご覧ください。左側の健康な頭皮は血液の流れが良いため「青白い色」をしています。
しかし、頭皮や体の器官に異常が生じると、(1)熱を持っている(2)血流が滞って血液が集まっている(3)体と心の疲労でお肌が荒れている、主にこれら3つの要因により右側の「頭皮が赤い」状態となります。
(1)熱を出している
インフルエンザにかかって、体内にウイルス等の異物が侵入すると高熱が出る症状と同様に、
毛穴や頭皮内などに増殖したウイルスや真菌類に対して、皮膚内部の温度を上げて悪さを抑えるよう働きかけるため、熱エネルギーの影響で頭皮が火照って赤く見えるのです。
(2)血流が滞って血液が集まっている
血液がサラサラと流れていると青白く透明感のある頭皮をしています。
血液がドロドロしていたり、体が冷えて血管がちぢこまっていると、血液の流れが悪く遅くなるため、赤く見えるのです。
(3)体と心の疲労でお肌が荒れている
体の疲れや心のストレスが溜まってくると体の中央司令室(自律神経)に乱れが生じ、ホルモンの分泌バランスや新陳代謝が悪くなります。
そのため老廃物や油脂分がうまく排出されず、炎症を起こして赤味のある湿疹がプツプツ(頭皮湿疹)が出来てしまうのです。
頭皮が赤い状態は、体の冷え・代謝バランスの崩れ・疲労などにより健康を害しているシグナル。
もし何もせずに放置してしまったとしたら髪の製造工場にも影響が及び、成長不良の髪の卵が生まれて来る可能性が大きくなります。
あなたの頭皮は「青白い健康な頭皮」それとも「赤い炎症頭皮」のどちらですか?
髪の治療家 田中和義 より