頭皮が赤いと髪に良くないのは何故?

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photo credit: WingedWolf via photopin cc

年に一度でも健康診断を受けているあなたはお分かりかと思いますが、

体の内部の状態というのは血液検査の数値やX線の画像による診断結果を見てみるまでは、何一つ詳しいことは把握できませんが大抵、自身が考えるよりも悪い場合が多いもの。

同様に、普段から手鏡などで頭皮の状態をこまめにチェックしていなければ、「頭皮が赤い」症状は見過ごしてしまうケースが実に多いのです。

頭皮が赤い状態は何を意味するのか

健康な頭皮は血液の流れが良いため「青白い色」をしています。

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

しかし、身体の何処かに異常が生じると、(1)熱を持っている(2)血流が滞って血液が集まっている(3)体と心の疲労でお肌が湿疹などで荒れている、主にこれら3つの要因により「頭皮が赤い」状態となります。

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

(1)熱を持っている

インフルエンザなどの症状と同様に、毛穴や皮膚内などに侵入したウイルスや真菌類などの(熱に弱い)細菌を退治するように皮膚の温度を上げているため、火照って頭皮が赤く見えるのです。

(2)血流が滞って血液が集まっている

血液がドロドロの状態であったり、身体が冷えて血管が収縮しているため、血液の流れが悪く集中しているため、赤く見えるのです。

(3)体と心の疲労でお肌が湿疹などで荒れている

身体に疲労が溜まってくるとホルモンの分泌や新陳代謝が乱れたりして、老廃物や油脂分がうまく排出されないため、炎症を起こして赤味のある湿疹がプツプツ(頭皮湿疹)が出来てしまうのです。

頭皮が赤い状態は、体の冷え・代謝バランスの崩れ・疲労などにより健康を害していると言え、髪の製造工場にも影響が及んで、成長不良の髪の卵が生まれて来る可能性が大きいのです。

あなたの頭皮は「青白い健康な頭皮」それとも「赤い炎症頭皮」のどちらですか?

「赤い炎症頭皮」の場合、パーマやヘアカラーの施術には人一倍の心遣いが必要とされます。

髪の治療家 田中和義 より

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