シャンプーは1度洗いそれとも2度洗い、どちらが髪に良いの?

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

少量でタップリ泡立ち、好みの香りがほのかに漂い、指通りがツルツルして気持ちが良い!

もし、こんなシャンプーに出会えたとしたら、それはそれは最高の気分です。

毛髪の健康を考えたシャンプー考

私が技術の習得に悪戦苦闘していた美容師の見習い時代には毎日シャンプーする習慣はまだまだ少なく、2〜3日置き若しくは一週間に1度のケースが当たり前。

髪や頭皮に汚れが溜まっていたり、髪型を長時間キープする目的で登場したスプレーやムース等の整髪料をしっかり落とすために、シャンプーの回数も二度洗いが基本。

薬師丸ひろ子が口にした「チャン♪、リン♪、シャン♪」が一世を風靡したリンスインシャンプーの時代には、一度目を予備洗い、二度めを本洗いなどと呼んでいたダブルシャンプー(二度洗い)の時代もありました。

時代は移り変わり、今現在はどうでしょう?

男性だけでなく女性にも「清潔感」が求められるようになり、少しでも変な臭いが漂うものならたちまち白い目で睨まれる始末。

シャンプーも毎日行うことが当たり前となり、朝シャン夜シャンなる造語はいつの間にか耳にしなくなり、シャンプーの回数も二度洗いから一度洗いへと移り変わっていきました。

シャンプーは1度洗いそれとも2度洗い、どちらが髪に良いの?

シャンプーの一番の役割は“皮脂(汚れ)を落とす”事ですが、これから先、それだけでは髪の健康を維持していくのには不十分と言えます。

何故なら、シャンプーの洗浄剤で皮脂を落とし過ぎたり・バランスを崩したりすると、赤味・湿疹・フケ・ベタつきといった症状が年令や性別に関係なく誰でも起こりますが、潤い維持に欠かせない“皮脂”の必要量をキープすることで症状悪化を解消することが可能です。

15年前より学ばせて頂いている最新の医療系の毛髪科学により、泡立ちの少ないお肌や髪への刺激が少ないシャンプー剤での一度洗いが、髪の健康を維持及び育てるためにはベターとの結論に達しました。

さらに、昨今大流行の兆しが見えている「エボラ出血熱」の一件から学び、

もしもに備えて“殺菌力”をシャンプーの選択肢に加え、移さない・移されない手段を講じ自ら守る自覚を持つことも、これから22世紀に向けて重要ではないかと思います。

髪の治療家 田中和義 より

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