ヘアケア剤の機能が進化するほど、髪にツヤがなくなった!

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

あなたは、シャンプーした後に髪を乾かしたり、お出かけする時に髪型を長時間キープしたい場合には、

美容メーカーのTVCMや美容師さんから繰り返し教えられたように、整髪料をつけることが髪をダメージから守るための習慣として定着している事と思います。

しかしながら、付ければ付けるほど髪は傷みパサつきが酷くなってしまうとしたら、これから先も使い続けますか?。

ヘアケア剤の進化と失われた髪のツヤ

今から30年前の1980年代前半、私がサロンでの修行時代に髪型を長時間キープするための整髪料と言えば、スプレーでガッチガチに固めるくらいしかなかったように思います。

しかも、振り掛けている最中に少しでも息を吸い込んでしまった時の息苦しさといったら、呼吸困難で死んでしまうのでは?というくらい半端ない状態。

その後、1980年代後半に登場した「ムース」に始まり、1990年代に入ると、ソフトからハードまで仕上がりの硬さが調節できるムースが登場。

そして、根元の立ち上がりを出す「ミスト」濡れたような質感が出せる「ジェル」ツヤ感をアップする「ワックス」…など種類も豊富になり、

その機能もドライヤーの熱から守るだけではなく、紫外線による日焼けから守ったり、手触りをしなやかにしたり、ハリ・コシをアップしたりと、

その時代のニーズに応えるために機能も少しずつ進化させてきた訳ですが実は、髪ダメージは進化してきた近年のほうが悪化していると私は感じています。

何故なら、整髪料の進化の過程と、細毛・切れ毛・炎症などの髪や頭皮のトラブルが比例しているからです。

髪の保護機能と身体の抵抗力の低下

整髪料に配合されている補修保湿成分・油脂成分が、髪が本来持ち合わせている潤いやハリ・コシの保護機能を乱されたことで、

外部からの刺激に対する防御が弱くなり、身体の抵抗力の低下も相まって、油分の不足を招いて水分が蒸発してしまい、日に日に髪のツヤが失われていきました。

  • 額の生え際の毛が伸びても直ぐにプチプチ切れてばかりで細く短い
  • 手触りがゴワゴワで硬い
  • パサパサで直ぐに静電気が起きてしまう

あなたの髪にこれらの症状が出始めたら、今スグ整髪料の使用を止めましょう。

髪の治療家 田中和義 より

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