秋に抜け毛が増加するのはストレスだけではないの?

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

急に増え始めた抜け毛に対する不安で、ぐっすり眠れない日が続いています!

つい先日2014年の幕が開けたと思ったら、あっと言う間に今年も残す所わずか50日ほど。

クリスマスや忘年会の予定を考えている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、夏バテからの回復が思うようにいかず10月まで続いてしまった影響からか、肉体的な疲れだけでなく心の部分にも疲労の連鎖が広がり、心労が起因とみられる「抜け毛の増加」「切れ毛の増加」症状を訴えるご相談が増加傾向にあります。

一般的な美容室では、ヘアスタイルやファッション関連の話題が中心。

秋に「抜け毛」「切れ毛」が増加する要因を専門知識に基づいたアドバイスが出来るサロンは皆無に等しい状態です。

これからの時代、健康な髪を育て維持していくためには、ヘアケアと同じくらい「心と身体の健康」を如何にキープしていくか?が重要になって来ると考えています。

気薄になるコミニュケーション、増える心の病

近年は、職場、学校、ご近所付き合いだけでなく、家庭内においても人付き合いやコミニュケーションはどんどん気薄になりつつあります。

教師職に於いては、約3割が精神的な疾患を抱えているというデータもあり、うつをはじめとする心の病は、今後益々増えていく傾向にあり、

私のサロンでも2010年から「髪・心・身体のデトックス」に取り組んでいる活動も、これを踏まえた上でのことです。

精神のバランスとホルモンのバランス

既にご存知の方も多いと思いますが、私たち人間の毛髪も精神的な影響を非常に強く受けてしまいます。

毛髪の卵を生む栄養となる男性ホルモンと女性ホルモンは、自律神経が髪の製造工場(毛乳頭)に指令を出すことで、バランスの取れたホルモン分泌が維持されています。

しかし、夏場での冷たい飲料水の過剰摂取やエアコンの長時間使用による身体の冷えや疲れは(1)内臓の疲労に直結して消化吸収不良を起こし

その矛先は自律神経に及んで(2)バランスが崩れたホルモン分泌や皮脂の過剰分泌を生み

髪の製造工場へ(3)不健康なホルモンや栄養が供給されてしまいます。

夏場の疲れを放置したままでは、本来3〜5年かけて成長していた毛髪の成長期間が次第に短くなる毛根が増えていき、

約3ヶ月後には成長不良による「抜け毛症状」や「頭皮のベタつき」となって現れ始めます。

特に、精神的ストレスによる「抜け毛の増加」「切れ毛の増加」「頭皮のベタつき」症状は、シャンプーやトリートメントを買い換えたり整髪料や育毛剤に頼ったりしても、真の解決法とは至りません。

■食事の改善や運動で低下している体温を36度台に高める
■信頼できる友人知人または専門家に心の内を聞いてもらう

…等

内蔵や体の冷えをそのままにしないで、代謝を高める食材を使用したりウォーキング等で体を動かして燃焼させる「体を温める習慣」が大切になってきます。

最近髪が細くなってきたかも?と老いを嘆く前に「体を温める習慣」始めませんか!

髪の治療家 田中和義 より

 

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