
汚れをしっかり落とすと同時にイライラも解消してしまおうと「ゴシゴシ力任せに洗っていては」髪の老化が早まってしまいます。
シャンプーの持つ役割と知られていないもう一つの目的
シャンプーは何のためにするのか?と言うと、あなたを含め多くの方は「頭皮や毛穴の皮脂や汚れを落とす」目的のために行なうものと、思われているのではないでしょうか。
実は、この皮脂や汚れを落とす以外に、もう一つ大きな目的があることはあまり知られていません。
中国では古来より「毛髪は血余」とも呼ばれており、血の巡りを良くすることで黒々とした艶のある健康な髪が育まれると言い伝えられています。
そして、マッサージとリラクゼーションにより血の巡りを良くする事で健康な髪を育む「ヘッドスパ」に相通じる施術が、16世紀に「香油を使った頭部マッサージ」として行なわれていた事に驚きを隠せません。
健康な髪を育てる栄養分は、胃腸で消化吸収された「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」等の栄養素が血液を通して髪の栄養分の保管庫(毛母)に運ばれています。
もし、頭部の血流が悪くなれば、首から上に運ばれてくる栄養分が減るだけでなく全体に行き渡りにくくなり、髪の栄養分の保管庫(毛母)は栄養不足を招いてしまいます。
シャンプーには、シャワーのお湯で温められた頭皮を「指の腹を使ったマッサージによって血流を促す」という、もう一つの目的があるのです。
ですから、タップリ泡を立てて強い力で闇雲にゴシゴシシャンプーする様な洗い方では本来の目的から懸け離れ、
地肌への刺激が強過ぎて赤味や炎症を起こしやすくなり、新しく生えてくる髪の健康も損ねて髪の老化を早めてしまう結果に陥いりかねません♪
髪の治療家 田中和義 より