
頭皮のベタベタは、汗や皮脂が暑さでたくさん分泌される夏の季節の方が悩まれる方が多いように思われますが、
実は、温度が下がって空気が乾燥する、11月頃からの冬の季節にも多数の方がお悩みを相談に見えます。
11月頃から増加する脂漏性皮膚炎の原因
一度この症状が発症すると、とにかく地肌が痒くて仕方がない状態が続き、額の生え際に大きなフケの塊がボロボロ出てきます。
以前は30代〜40代の働き盛りの男性に発症するケースが多かった「脂漏性皮膚炎」ですが、
近年は、20代〜40代の女性の間でも増加傾向にあります。
ただし、6月から9月頃に起こる頭皮のベタつき症状と、11月の冬場から増加する脂漏性皮膚炎では、頭皮のベタつき症状でも根本的な原因が違います。
これから冬の季節に発症するベタつき・フケ・かゆみ症状を引き起こしている正体は「マラセチア」です。
正式名称は「マラセチア=グロボーザ」と呼ばれる真菌(カビ)の一種で、一度この真菌(カビ)が頭皮や毛穴の皮脂に取り付くと、一般のシャンプーでは症状の回復には至りません。
マラセチア菌を殺菌するソープでシャンプーする必要があるのです♪
次回は「脂漏性頭皮と脂漏性皮膚炎の違いと症状の特徴」をお届けする予定です。
髪の治療家 田中和義 より