シャンプーの目的は「汚れを落とすこと」と思っているあなたは間違い?
世の中のシャンプー信者や美容師から総スカンを食らうかもしれません!が、髪の素材美を大切にしている髪の治療家ならではのアンチエイジングを叶える視点をこの機会にお伝えします。

髪の痛みが悪化するのはシャンプーで汚れを落とそうとするから
最近のシャンプー類および整髪料類のテレビCMは、1回の使用量を増やすように実に巧妙な罠を張り巡らせています。
「髪全体を覆い尽くしたタップリの泡」「毛穴や頭皮を洗えていない間違った指の動き」「仕上がりの指通りとピカピカのツヤ感」これら一つ一つのシーンを繰り返し再生することで「タップリ使うほど髪は綺麗に仕上がる」イメージを、無意識のうちに脳裏の中にインプットされているのです。
「シャンプーはタップリ泡立てて使うもの」⇒「ゴシゴシと軽快に指を動かした事で得られる「洗った」という充実感」⇒「シットリしなやかな極上の指通りと天使の輪が輝くツヤ」、このように視覚と聴覚を通して、シャンプー剤をたくさん使うことで汚れがしっかり落ちて、健康な髪が生える環境が整い、極上の手触りとツヤが甦る!間違った情報をイメージと一緒に植え付けているのです。
しかし、あなたが実際にご家庭で実践してみたところで、同じような結果とはならないでしょう。
何故なら、、、
汚れを落とすスペシャリストである洗浄剤は、ノンシリコンタイプに比べて5割増しになっているにもかかわらず、テレビCMのように汚れをしっかり落とそうと、シャンプー剤をタップリ泡立てゴシゴシ洗うケアを続けた結果、
大量の洗浄成分によって潤いに必要不可欠な皮脂分が取られてミネラル分(水分)が蒸発、潤いバランスが崩された頭皮はカユミをともなって髪は痛み、ゴワゴワバサバサな仕上がりになってしまいます。
そう、シャンプーの目的は「汚れを落とすこと」ではないのです。。。
シャンプーの真の目的は「頭皮のコリをほぐす(血行を良くする)」「ミネラルとオイル分を最適な状態に整える」「滋養分が溶け出さないように引き締める力を維持する」ことにあります♪
髪の治療家 田中和義 より