50代女性の指摘から考え始めた、髪痩せはお尻の冷えから起こる?

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

あなたは、革張りやスチール製の椅子に何気なく腰掛けた時に「ヒヤッ!」とした冷たさを感じて、お尻を浮かした事はありませんか?

私はお尻の皮が厚いのか、このような出来事は殆ど気にした事がありませんでした。

今から2年ほど前の2012年の1月、浜松の街が雪化粧をした凍えるような寒い日に、50代のお客様から指摘されるまでは…。

この出来事があった後、サロン内や出先のいろいろな場所で人間ウォッチングをしていて気づいたのですが、

どうやら男性よりも女性の方のほうがお尻の冷えに敏感なようなのです。

体の冷えはガンを始めとする様々な病気の発生源

近年の健康雑誌には、事あるごとに体の冷えに関する記事が掲載されています。

その中でも私が関心を引かれたのが、「体温が35度台の方はガンを始めとする様々な病気にかかりやすい」記事。

ガン細胞は35度台が一番活発に活動する温度らしく、37度台になると殆どのガン細胞は死滅してしまうそうなのです。

私は子供の頃から平熱が36度5分前後で今現在も変わっていませんから、平熱が35度台の人がいるということが信じられませんでした。

しかし、サロンに来店されるお客様に平熱のことを聞いてみると、10人に4人ほどは35度台という答えが帰ってきて吃驚。

しかも、ほぼ9割が女性。

発熱機能を持っている筋肉が男性よりも少なく熱を溜め込む力が弱い脂肪が多いため、女性の体は少しでも冷たいものに触れるだけで敏感に反応してしまうみたいです。

もしお尻が冷え始めてしまうと、内臓や卵巣などの生殖機能だけでなく下半身にまで冷えが広がり、栄養の消化吸収が衰え、血流が低下するだけでなく、

髪の卵の一番の栄養分となる「女性ホルモン」の分泌量の減少に繋がるため、ハリ・コシの低下した痩せた髪が育ってしまう可能性が高くなります。

更に、サロンに滞在している時間は1回の来店当たり1〜3時間ほどと短時間ですが、積み重なれば大きな時間となり髪痩せの危険性も増していきます。

今ではお客様がサロン内で快適に過ごしていただく様に不安要素をゼロに近づける冷え対策を考えております♪

髪の治療家 田中和義 より

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