頭皮の嫌な臭いやベタつき炎症の悪化を防ぐ殺菌ソープの安全性7つの指標

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photo credit: the Italian voice via photopin cc

前回は「シャンプーに殺菌力?|頭皮のベタつき・カユミの予防と殺菌」と題して、脂漏性頭皮と脂漏性皮膚炎の予防と殺菌についてお届けいたしましたが、、、

私たちの身の回りで殺菌消毒というと、デパートやショッピングセンター等の入り口などに設置してある、手指に付いた雑菌やバイ菌の消毒液を思い浮かべる方が多いと思います。

そこで今回は「あなたが今お使いの薬用ソープや殺菌消毒液は安全?」と題し、

  1. その殺菌消毒液、ノロや鳥インフルエンザ等のウイルスの殺菌は可能?
  2. その殺菌消毒液、殺菌保持はできますか?
  3. その殺菌消毒液、水で薄めても殺菌効果はありますか?
  4. その殺菌消毒液、加湿器の中に入れることができますか?
  5. その殺菌消毒液、頭や体など全身を洗えますか?
  6. その殺菌消毒液、万が一衣類についても大丈夫ですか?
  7. その殺菌消毒液、擦り傷やアカギレなどに使用しても痛くないですか?

「頭皮の嫌な臭いやベタつき炎症の悪化を防ぐ殺菌ソープの安全性7つの指標」をお届けいたします。

頭皮の嫌な臭いやベタつき炎症の悪化を防ぐ殺菌ソープの安全性7つの指標

殺菌消毒と聞いても、まだまだ私たちにはそんなの関係ない!と他人事のように考えていますが、、、

近年の鳥インフルエンザに続きこれから本番を迎えるノロウイルス、そして今年アフリカで大流行し現在でも沈静化の兆しが見えない「エボラ出血熱」。

日本においても感染が疑われる人が入国するなど、感染拡大を未然に防ぐためにも国民一人一人が殺菌消毒への理解を高める必要があるのではないでしょうか。

(1)その殺菌消毒液、ノロや鳥インフルエンザ等のウイルスの殺菌は可能?

頭皮臭や脂漏性皮膚炎を引き起こす原因となっているのは、バイ菌ではなく水虫やカビ等と同じ真菌類(細菌)です。

ノロウイルスの場合、アルコール(エタノール)や塩化ベンザルコニウムの消毒液では、手洗い洗浄されても殺菌できないと公的に認められています。

そして、インフルエンザの中でも強力な鳥インフルエンザや、最強の活性力を持つHBウイルスまで殺菌できたとしたら最高レベルです。

(2)その殺菌消毒液、殺菌保持ができますか?

殺菌保持とは、殺菌消毒の効果が付けた後一瞬で終わるのではなく、一定の時間持続することを言います。

例を言えば、ドアノブを拭いて殺菌消毒した後、4〜16時間は菌が付いても殺菌してくれる持続効果のことを表します。

(3)その殺菌消毒液、水で薄めても殺菌効果はありますか?

大半の殺菌消毒液は水などで薄めてしまうとその殺菌力は半減してしまいますが、

たとえ10倍ないし20倍に薄めても殺菌力が変わらずに維持される製品でしたら、安全性と信頼性は高いと言えます。

(4)その殺菌消毒液、加湿器の中に入れることは可能ですか?

最近の加湿器には、殺菌消毒効果のあるカートリッジが付属している製品が出てきていますが、長時間温度や湿度が高くなると使用しているお水に細菌が繁殖します。

もし、1〜2滴の使用量で加湿器に使用しているお水の殺菌効果が発揮されるとしたら、優秀と言えます。

(5)その殺菌消毒液、頭や体を洗えますか?

マラセチアなどの細菌が皮脂を食べたあとに出す排泄物(脂肪酸)を、他の常在菌を傷つけることなくピンポイントで殺菌消毒できれば、、、

頭皮臭には薬用シャンプーとして、足や体に付く水虫や細菌には薬用ソープとして使うことが出来れば、かなり安全性が高いと言えます。

(6)その殺菌消毒液、衣類についても大丈夫ですか?

室内干しの衣類の嫌な臭い取りや雑菌処理に希釈して使用、洗濯時にも洗剤と混ぜて使うことが可能だとしたら、とても優秀です。

(7)その殺菌消毒液、擦り傷やアカギレなどに使用しても痛くないですか?

殺菌力が高いタイプは優秀で、傷口にはそれほど刺激はありません。

その反面、傷口に染みたりヒリヒリしたりといった刺激は、汚れを落とす洗浄剤が強いタイプに良く見られますから、注意が必要です。

これからの時代、

頭皮臭や脂漏性皮膚炎の悪化防止や細菌類からの予防は、自分の身は自分で守る自己責任の強い心が、鍵を握っていると思います♪

髪の治療家 田中和義 より

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