これが髪のハリ・コシを奪い、細毛・切れ毛を起こす確信犯

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

これは、知らぬ間に二の腕や内蔵周りを太らせていく「皮下脂肪(コレステロール)」の「毛髪版」と思っていただくと、理解が早いと思います。

髪のハリ・コシを奪い、細毛・切れ毛を起こす確信犯

冒頭の写真は、サロン独自の「髪のダイエット」の施術後にとった1枚ですが、薄い緑色の部分は全て油脂脂肪(コレステロール)です。

この写真撮影のモデルとなっていただいたお客様は、5年以上前から乾燥して広がってしまう髪質に悩んでおり、

シャンプー・トリートメントは髪の傷みの補修効果の高いノンシリコンタイプを使い、

仕上げには、洗い流さないトリートメント、ワックス等の整髪料類を長期間使用。

今回のケースのように、もし髪の傷みを補正するトリートメントや髪型をキープするワックス等の整髪料類を長期間使い続けているとしたら、

あなたの毛髪や毛穴は上記の写真のような「コレステロール(油脂成分)」で埋め尽くされている可能性が考えられます。

これが何を意味するのか、ダメージに敏感なあなたでしたらもうおわかりではないでしょうか。

わたしたち人間は、皮下脂肪(コレステロール)が必要以上に溜まり過ぎるとメタボ体質となり、そのまま放置した場合、身体の至る所に異変をきたして死に至る危険性を伴うと指摘されています。

毛髪も全く同じで、トリートメントや整髪料に配合されている、手触りを良くしたり傷みを補修したりする天然植物由来の油脂成分や美容成分が「油脂脂肪(コレステロール)」として毛髪内部に溜まってくると、しなやかだった手触りが硬くゴワゴワに変化。

大量に降り注ぐ紫外線による酸化でタンパク質が侵され、髪のハリ コシがだんだん減少していき、少しずつ髪が痩せて細毛となり頭頂部のボリュームが低下。

もし有効な手当を施さなかった場合、死を意味する切れ毛症状を引き起こし、軽くとかしただけでプチプチ切れてしまうのです。

天然植物由来成分と聞くと髪にとって良い印象を受けますが実は、細毛・切れ毛を起こす確信犯であり、食物として口から摂取した場合のみ毛髪の栄養となるのです♪

髪の治療家 田中和義 より

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