
コレはもうお気づきの方が多いと思いますが、大手美容メーカーのホームカラーCM内でチョットした変化があったのですが、ご存知でしょうか?
何気なくボ〜ッとご覧になっているだけですと、1分弱のCMですからすぐに終わってしまい何だかわからない?と疑問を抱いている方も、多数いるかもしれませんね。
実は「パッチテストに関するテロップ」が、流れるように変更されていたのです。
ヘアカラーのパッチテストのテロップを流し始めた美容メーカーの意図
なぜ大手の美容メーカーがこぞって、パッチテストのテロップを流すようになったのでしょうか?
テレビCMを使ってまでパッチテストの必要性を流すくらいですからその背景には、このホームカラーを含めたヘアカラー施術時における肌トラブルに関する問い合わせが、相当数あったことが予想されます。
そして「ホームカラー(ヘアカラー)施術時の肌トラブルの増加」「外部の刺激から身体を守る力の低下」これら2つに対する危惧があるのでは?と、私は推測しています。
ホームカラー(ヘアカラー)施術時の肌トラブルの増加
大手美容メーカー側としては、使用説明書への記載はもちろんですが、テレビCMという動画を通した視覚効果に訴えるメッセージ性の強さを活かして、
「ヘアカラーでの肌トラブルを未然に防ぐため、法律で決められているヘアカラー前のパッチテストを行って下さい!」
「もし、ヘアカラー前のパッチテストを行わずにヘアカラーの施術をして肌トラブルを起こしても、メーカー側は責任を負いません。」
この一文をきちんと告知することによってメーカー側の使用説明責任は果たされているため、もし使用説明書通りにヘアカラーの施術を行わず、肌トラブルを起こしてしまったケースでも、メーカー側は責任を負うことはなくなります。
外部の刺激から身体を守る力の低下
昨日の記事「ヘアカラー後のカユミ・肌荒れから守る5つのチェックポイント」でも少し書いていますが、今現在の日本人のアレルギーの保有率が50%以上と、とても高い基準値にあるのです。
身体の中に何らかのアレルギーを保有しているということは、言い換えればそれだけウイルスや病原菌を防ぐ力が弱いだけでなく、引っ掻いたり擦ったりといったほんの些細な刺激にも私たちのお肌の防御する力は弱くなってしまいました。
これから先、安心安全なヘアカラーを楽しんでいただくためには、トリートメントによるその場凌ぎの手当てではなく、、、
ヘアカラー前のパッチテストで薬剤による肌荒れを予防し、ヘアカラーの刺激に対する髪と頭皮の防御する力を引き出す、安心安全を高める手当てが必要となるでしょう♪
髪の治療家 田中和義 より