
私のサロンでは最近、今まで安全だと考えられていた「マニキュア」や「ヘナ」といったヘアカラーでのカユミ・肌荒れ等のトラブル相談が増加しています。
あなたの身体やお肌をヘアカラーのトラブルから守るためには、「マニキュアやヘナは傷まないから」という一般常識や信憑性のない言葉だけで選ぶのではなく、
アレルギー保有体質ではないか、カラー剤にアレルギー反応を起こす成分が使用されていないか?
- カラー色素(ジアミン)のアレルギー
- 植物アレルギー(花粉症など)
- 金属アレルギー
- 小麦・たんぱくアレルギー
- 果物アレルギー
これら5つのチェックポイントを考慮した選択をすることにあります。
目次
ヘアカラー後のカユミ・肌荒れから守る5つのチェックポイント
今現在、何らかのアレルギーを身体の中に保有している方達はおよそ6千万人以上いるといわれており、日本の人口の約二人に一人はアレルギー保有者という計算になります。
これだけ薬剤や外部からの刺激に体の抵抗力が弱くなっている今、100%安全という製品はないに等しい中で髪ダメージや肌トラブルから守るためには世間一般の「傷まない薬剤」という言葉を鵜呑みにせず、下記の5つの項目をチェックすることをオススメします。
(1)カラー色素(ジアミン)のアレルギー
1剤と2剤の2種類の薬液を混合して色を作るタイプのヘアカラー剤に、◯◯ジアミンという色素成分が入っていないかをチェックして下さい。
この◯◯ジアミンという色素が肌に少しでも付いてしまうだけでアレルギー症状を引き起こしてしまいます。(重篤なケースでは、アナフィキラシーショックを起こし呼吸困難になる場合があります。)
(2)植物アレルギー(花粉症など)
花粉症の発生源であるスギやブタクサといった花粉をはじめとする、植物に対するアレルギーはありませんか?
植物アレルギーを持っている方は、ヘナ(ヘンナ)という植物の葉っぱや茎を粉末にしたタイプ・植物成分を配合したカラー剤を使用した時に、カユミや湿疹といったアレルギー症状を訴えるケースがあります。
(3)金属アレルギー
主にメッキ加工を施した金属製品を身につけた時に、肌の炎症や湿疹が起こるアレルギー症状をお持ちではありませんか?
金属系の色味成分を配合している、黒色に染まるヘナカラー・マニキュア・ホームカラー等を使用するだけで、カユミや湿疹やカブレ症状を訴えるケースがあります。
(4)小麦・たんぱくアレルギー
茶のしずくで一躍有名になった小麦由来成分、動物性・植物性タンパクに対するアレルギー症状で、カユミや湿疹やカブレが起こるアレルギー症状をお持ちではありませんか?
小麦由来成分、動物性・植物性タンパクを配合しているカラー剤、ヘナ(ヘンナ)という植物の葉っぱや茎を粉末にしたタイプのカラー剤を使用した時に、カユミや湿疹といったアレルギー症状を訴えるケースがあります。
(5)果物アレルギー
キウイフルーツやグレープフルーツといった酸味が強い果物に対するアレルギーで、口の周りの湿疹や腫れ、お肌のカユミが起こるアレルギー症状をお持ちではありませんか?
フルーツ酸などの配合成分、植物性成分や原料を使用しているヘアカラー剤やマスカラタイプのポイントカラー剤を使用した時に、カユミや湿疹といったアレルギー症状を訴えるケースがあります。
ここに紹介しました5つのチェックポイントが代表的なアレルギー成分になります。
そして、ヘアカラーの施術前に、しっかりとした問診をしてくれるサロンを選びましょう。
もし、ヘアカラーをより安全に楽しみたい!とお考えでしたら、施術前に「パッチテスト」を行っているサロンで染めていただきましょう♪
髪の治療家 田中和義 より