毎日トリートメントしているのに毛先のパサつきが悪化?

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

トリートメントの良し悪しよりも、シャンプー法に原因があるかもしれません。

『ノンシリコンのシャンプーとトリートメントを使って毎日お手入れしているのに、日に日に“毛先のパサつき”が酷くなりゴワゴワで硬い手触りになってしまいました。』とのご質問をお寄せいただいた、浜松市浜北区在住のS・K様

依然として間違っている方が多い「シャンプー時の洗い方」

シャンプーは汚れを落とすことが第1の目的ですから、料金や内容成分に関係なく間違った洗い方をしていれば当然、髪は痛みます。

シャンプーは地肌を洗うものなのに…

ワックスや洗い流さないトリートメント等で髪をセットした後は、しっかり汚れを落としたいからと、

毛先にシャンプー剤や泡をタップリ付けて揉み込んでいませんか?

毛髪は、毛先に行くに従って潤いをキープする為に必要な皮脂が、だんだん少なくなっていきます。

にも関わらず、しっかり汚れを落としたいからとシャンプー剤を沢山つけながら揉み込むシャンプー法では、

洗浄成分が脂汚れと一緒に「潤い維持に必要な皮脂バリア」をどんどん奪ってしまうため、内部の水分(ミネラル)が蒸発して日に日にパサつきが酷くなってしまうのです。

ゆすぎ(すすぎ)をしっかり行えば、毛髪の汚れの8割は落とせます

シャンプー後に起こる「毛先のパサツキ症状」は、殆どのケースがシャンプー前後のゆすぎ(すすぎ)不足で起こっています。

37〜38度前後のぬるま湯で、3〜5分の時間を掛けてしっかり地肌に指を通すようにゆすぎ(すすぎ)を行えば、

シャンプー剤の“泡”とぬるま湯の“熱”で毛髪の汚れの8割は落とすことが出来るのです。

そして、シャンプー剤は地肌で泡立てるように付けて、毛先には塗らないことが基本です。

毛先にもシャンプー剤を付けているのに、シャンプー前後のゆすぎ(すすぎ)は“ササッ”と軽く済ませているあなたは、将来細毛になる可能性大です。

髪の治療家 田中和義 より

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