髪を痛めずに乾かす!ドライヤーに必要な3つの機能

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

これから空気の乾燥した冬を迎えるにあたって、静電気のパチパチや髪の広がりといった髪ダメージを防ぐためには、ドライヤーの役割が大きなウェートを占めます。

そして、どんなに髪をいたわるシャンプー施術を施しても、ドライヤーでの髪の乾かし方が悪かったり、機能が不足していたがために髪を傷めてしまっているケースが実に多いのです。

髪を痛めずに乾かすために必要な「ドライヤー3つの機能」

そこで、髪の治療家である私がお勧めしている、髪を痛めずに乾かすために最低限これだけはあった方が良い「ドライヤー3つの機能」

  1. パワーのある風量(電力)1000〜1200W
  2. 強風弱風の調節
  3. 温風冷風の調節

をご紹介いたします。

(1)パワーのある風量

まず、私がドライヤーに真っ先に求める機能は?と聞かれたら、「パワー」もしくは「風量」の強さがあるドライヤーを選びます。

何故なら、掃除機なども吸引力というパワーが有るタイプのほうが短時間で掃除が終了するように、時間を掛けずに早く乾かすためには、ドライヤーにも絶対的にパワー(風量)を必要とするからです。

ご家庭用で使う目的なら、1000〜1200Wほどの風量(風圧)があればベターと言えます。

(2)強風弱風の調節

次に必要な機能は、「風の強弱を切り替えるスイッチ」です。

強風の機能しかないドライヤーで乾かし続けていると、温風を受け続けた髪の温度が60度以上に急上昇してしまい、

タンパク質やキューティクルが破壊され、水分が蒸発してパサパサゴワゴワな状態になってしまいます。

余分な水分を素早く飛ばすための「強風」、髪に形をつけるために使用する「弱風」の切り替え機能は、是非とも欲しいところです。

(3)温風冷風の調節

3番目に必要な機能は、形づけた髪型を長持ちさせるための「温風冷風を切り替えるスイッチ」です。

温風で温めることにより、髪内部のタンパク質の形を変えることができ、根元の立ち上がりや毛先の流れを作ることが可能となります。

ただし、温めただけですとスグに元に戻ってしまうため、気に入った形ができたら素早く固定する必要があります。

その時に使うのが「冷風」。素早く冷やしてあげることで収斂(しゅうれん)の力で髪がキュッと引き締まり、しっかり形が固定するのです。

ココに紹介したドライヤー3つの機能をキチンと使いこなす事が出来れば、髪ダメージ悪化を回避しながら髪型を作ることが出来るでしょう♪

髪の治療家 田中和義 より

髪の治療家が使っているヘアドライヤー

私がサロンで実際に使用しているドライヤーをご紹介いたします。

パワーがあってとても使いやすく、ナント言っても値段の割に故障がほんとうに少なく、コスパが高い逸品です。ただ、女性の方でしたら長時間使用した時、重さが少し負担に感じるかもしれません。

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