バサバサ・ゴワゴワ髪をワックスで抑えていたら切れ毛が?

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

『自宅では髪ダメージを改善しようと毎日のトリートメントを欠かさずに行っており、ドライヤーで乾かす前に洗い流さないトリートメントを付けてから髪型を整え、仕上げにはヘアワックスを付けて「ツヤ出し」と「乾燥による広がりを予防」しています。』ご自宅でのお手入れ法をこのように語っていただいた、浜松市南区在住のN・Aさま

ただ、N・Aさまの白髪の悩みは深刻なようで、顔周りの白髪が少し伸びただけでどうしようもなく気になってしまい、ヘアカラーを3週間に一度のペースで繰り返されていました。

ヘアカラーのゴワゴワをサラサラに変える整髪料類はパサつきを生む?

毎日のトリートメント・洗い流さないトリートメント・ヘアワックスでのお手入れを欠かさず行っていたにも関わらず、

髪の乾燥は酷さを増してゴワゴワ・バサバサ状態になったかと思えば、ある日突然、顔周りの髪がプチプチ切れ始めてしまったことに驚き、以前ホームページをご覧になってチェックされていた私のサロンに、勇気を振り絞ってお悩み相談とご予約をしてくださったそうです。

さっそく髪と頭皮の健康診断をさせて頂いたところ、頭皮の平熱が34.6度と少し低いことが気になり、肩こり歴や手足の冷えの有無をお聞きしてみると、

「月1で通っている鍼灸院の先生もビックリな硬さ」だそうで、「お風呂で温まってもスグに冷えてしまう極端な冷え性」で、「自身の平熱は35.4度」と結構低いことが判明。

顔周りの切れ毛が気になるとの事でしたので、平行してわずか2分で出来る独自の髪の強度(ハリ・コシ度)診断を行った結果、復元力と強度ともに5段階で言うなら2レベルとかなり低い診断結果が。

髪の乾燥が悪化、トリートメントやワックスの使用量増加の負のスパイラル

今回お悩み相談いただいたN・Aさまのように、乾燥と切れ毛がダブルで降り掛かってしまっているケースでは、

「タンパク質補給でハリ・コシを強化」「乾燥髪に潤いを与える保湿成分」での補修補正を行うトリートメントでの集中ケアが一般的。

たしかに施術後の手触りはビックリする位ツルツルサラサラなのですが、大気中の紫外線の影響が髪の内側のタンパク質や外側のキューティクルに少しずつ広がって、

髪は内なる悲鳴を上げ始めて11〜13%に保持されていた水分(ミネラル)がどんどん蒸発してしまい、最終的には「パサパサの広がる髪質」へと変わってしまうため、

トリートメントやワックスの使用量が増え続けるといった負のスパイラルに悩まされてしまうケースが跡を絶ちません。

3ヶ月経過して天使の輪が見られるようになりました

髪本来のハリ・コシ・ツヤが蘇る「髪のダイエット」を月1で施術し始めて早3ヶ月、毛先の髪がプチプチ切れる症状は施術開始時よりもだいぶ少なくなりましたが、

何よりN・Aさまを喜ばせているのは、約3センチほど伸びた新しく生えてきた髪に「天使の輪」が蘇り、根元のふんわりとした自然な立ち上がりが出て来たことで、今まで取っ替え引っ替えシャンプーを変えても中々このようなツヤと立ち上がりは出なかったとおっしゃってくれています。

N・Aさまからのこのひと言は、私にとって何物にも代えがたい褒め言葉で、髪の治療院を継続していくためのエネルギー源となり、9ヶ月後の更に美しさを増している未来の髪を拝見する時が、今からとても楽しみです♪

髪の治療家 田中和義 より

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