髪老化が進行する4つの危険なシグナル

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

あなたの体質や症状に合っていない間違ったお手入れを施したとしたら、かえって抜け毛・細毛・薄毛といった髪老化を進行させてしまいかねません。

さらに、「髪が痩せた」「薄くなった」などの髪老化の自覚症状を感じてから慌ててお手入れを始められても、手遅れとなってしまうケースが多いだけでなく、時間とお金も必要以上に掛かってしまいます。

髪老化が進行する4つの危険なシグナル

髪老化が進行し始める時というのは、殆どの場合必ず何らかの前兆、つまり危険信号が現れているはずです。

その前兆を見逃さずに早目に適切なケア(原因に合ったお手入れ)を行うことによって無駄な時間やお金をかけることなく、ハリとツヤのある健康な髪を育てることができるのです。

ではこれから、髪老化が進行する4つの危険なシグナルをご紹介しましょう。

(1)抜け毛が増えた

まだ、たくさんの寿命を残していて成長期にある髪や、新生毛として新しく生えてきたばかりの髪が、何らかの異常によって抜けていることが考えられます。

毛髪が生えてから寿命が来て抜けるまでの「ヘアサイクル(発毛周期)」が乱れてしまっているため、放置したまま適切なお手入れをしないとほとんどの場合、薄毛へと進行してしまいます。

(2)フケの量が増えた、頭皮がかゆくなってきた

フケは、頭皮の製造工場(真皮層)で生まれる新しい皮膚細胞に押し上げられた表面の古い皮フがアカ(角質)となって剥がれ落ちたものです。

通常は、この古い皮フがアカ(角質)となって剥がれ落ちるまでのサイクルは3日間なのですが、ホルモンの分泌異常や栄養バランスの乱れなどにより毎日になってしまいフケが増加します。

もし大量のフケが、毛穴から分泌される皮脂などと一緒になって、髪が生えてくる出口である毛穴を塞いでしまうと、毛穴が狭くなり太い髪が育たなくなります。

そして、いつの間にか1本1本の髪がやせ衰え、ハリ・コシのない柔らかい猫毛やうぶ毛のように細く短い毛になってしまうのです。

(3)頭皮がベタつくようになった

頭皮がベタつくようになってくるのは、毛穴の中の皮脂腺から分泌されている過剰な皮脂が要因です。

但し、いくら洗浄力の強いシャンプー剤をタップリ使って洗っても落とし切れず、ベタつきが悪化してしまいますから、皮脂分泌を調節する専用のケアが必要と言えます。

過剰に分泌された皮脂をそのまま放置していると髪の細胞の働きの制御室(毛根)にまで作用して、成長期にある毛髪を本来の時期より早く休止期にしてしまい、本来の寿命より早く抜け落ちてしまいます。

(4)髪が細く、ハリがなくなってきた

油脂分が大量に含まれている整髪料類を長期間にわたって使用し続けた結果、髪内部のタンパク質を覆った油脂分や老廃物が紫外線酸化で侵され、弾力や毛髪の引き締め力(自然治癒力)が失われて、次第に痩せ細ったうねりやすい髪質へと変わってしまいます。

また、男性3年~5年・女性4年~6年という髪としての本来の寿命を迎える事なく早く抜けていってしまうため、髪の製造工場(毛根)での製造が追いつかずに猫毛やうぶ毛のような細く短い弾力のない毛髪しか造れなくなってしまうのです。

上記の様な症状が現れてきた時は、あわてて自己流の手当てで対処するのではなく、現在の髪の状態とそこに至るまでのプロセスを、髪のプロにきちんと診断して頂くことが大切です。

髪は毎日抜け、毎日生えています。一日でも早くあなたの症状や体質に合った正しいお手入れを実践してください。

あなたは自己流の手当てで髪老化を進行させていませんか?

髪の治療家 田中和義 より

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