大人になっても若々しさと美しさが輝く健康美容ライフを楽しむために…

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こんにちは。髪の治療家:田中和義です。

その昔、アジアンビューティといえば「日本人」と、欧米の方達が口を揃えておっしゃっていた時代がありました。そう、私たち日本人は古来より「髪は女の命」として何歳になっても“黒髪の美しさ”を損なわないように、大切に大切に扱ってきました。

しかしながら1980年代後半、「おニャン子クラブ(#1)」などのアイドルブームの終焉の頃より登場した、髪型をキープする「ムース(フォーム)(#2)」や、枝毛を補修する「枝毛コート剤(#3)」を始めとする簡単便利な整髪料が日本中に広がりを見せるに従って、ヘアケアを取り巻く状況は一変。

1990年代に起こったストレートヘアを叶える「縮毛矯正(#4)」、安室奈美恵(#5)風の「へアカラー」ブームと相まって髪のコンディションはどんどん悪化の一途。2000年代に入り「デジタルパーマ」がブームを迎えた頃には、「世界でー番傷んでいる髪」と言われるまでになってしまった私たち日本人の毛髪。

「髪は女の命」という言葉が死後になりつつある現在、「ノンシリコン製品」のブームによって更に“髪本来の美しさ”が奪われはじめており、人口の約4割が65歳以上となる2025年の超高齢化社会を迎えた時にはどうなってしまうのか想像もつきません。

これから先、大人になった時の将来を考えると、髪に加工を加えて仕上げる髪型の提案や、外側からの補修・補正による見せ掛けだけを整える現状の美容法では解決に至らない不信感は私よりもむしろ、何をやっても綺麗にならない!と悩んでいるあなたが一番感じているのではないでしょうか。

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photo credit: 髪の治療院のWEBクリニック

髪・身体・心の健康が、若々しさと美しさを育てる!?

人間の体には「傷みを自らの力で修復する自然治癒力」という持って生まれた素晴らしい力がありますが、毛髪にもコレと同じような自然治癒力が備わっている事実はご存知でしょうか?

食物から吸収した栄養源を元に生まれ、身体の健康と心の健康をベースに大人へと育まれ、キューティクルを通して空気や水蒸気を取り入れ、身体から分泌される皮脂をバリアー代わりに、キューティクルを引き締めてタンパク質と水分量を正常な状態に保とうと働く毛髪の自然治癒力。

本当に必要としているものは何なのか?に耳を傾けて本来の自然な状態へと戻してあげれば、補修・補正成分による美容法を繰り返すことで失われてしまった毛髪の自然治癒力は、自分の力で再生し始めます。

そして、年齢を重ねるとともに失われていくハリ・コシ・ツヤ、この大人の女性の美しさ維持に不可欠な3要素が揃った美しい毛髪を育むには、

“髪の卵を生む栄養源を作り毛髪の製造工場(毛根)へと届けている身体と心の健康が最も重要”との思想から生まれた

「自然治癒力を再生する施術や美容法」を少しずつ積み重ねることで内面からの健康が美しい毛髪を育て、若々しさと美しさを叶える近道と成り得るのです。

髪の治療家 田中和義 より

参考文献:毛髪再生論、ウィキペディア「おニャン子クラブ(#1)、ムース(フォーム)(#2)、枝毛コート剤(#3)、縮毛矯正(#4)、安室奈美恵(#5)」

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